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一、原理

超音波洗浄原理は、超音波発振器から発生した電気振動を振動子により機械振動に切換え、液媒に伝播する、この振動が限度以上になるとそこに数え切れないキャビテーショん(空洞現象とも言う)ができる、洗浄液の動きや高い気圧によりこのキャビテーショんが弾けてしまう時生じる衝撃エネルギを利用し、被洗浄物に付着している頑固な汚れを分解し取り除くことである。

超音波に於いての重要なパラメーター:
周波数:20KHz~120KHz
出力密度(W/ CM2)=入力(W)/振動子箱の面積(CM2)

二、超音波洗浄効果及び関連データ

洗浄溶媒:超音波洗浄を行う時、一般的に使われている洗剤には、化学溶剤と水性溶剤2種類がある。超音波洗浄は、物理的及び化学的両方の共同作用で、洗浄物をより十分に、徹底的に洗浄する。
出力密度:超音波の出力密度が高いほど、空洞化現象のスピードも速くなり、洗浄効果もよくなる。然し、精密で表面が滑らかな物を高出力密度で長期間洗浄すると、物体に傷つけるか、表面を腐蝕させる可能性もある。
超音周波:超音波の周波数が低いほど、大きなキャビテーショんが発生する、一方周波数が高いほど、小さなキャビテーションが発生するがその方向性はよくなる。大きなキャビテーショんが弾ける時のパワーは、小さなキャビテーションより強い。
総合的に見ると、低周波は一般洗浄(大型或いは小型だが硬度がある)に適し、高周波は精密洗浄に適する。
洗浄温度:超音波は30℃~40℃の間でキャビテーションが発生しやすい。また、洗浄剤は温度が高いほどその役割がより顕著である。通常の超音波洗浄での温度は40℃~60℃に設定する。

三、超音波洗浄の特徴

多種類の洗浄方式と比べ、超音波洗浄は代替できない特徴を持っている為、専業化、クループ化されている多くの生産企業では、伝統的な浸漬洗浄、ブラシ洗浄、圧力噴射洗浄、振動洗浄、蒸気洗浄の代わりに超音波洗浄を導入している。超音波が液媒中で伝播する時の優れた方向性、浸透力、衝撃力により、複雑な形状の物体を効率よく、きれいに洗浄する。一般的な油取り、防錆、炭化等の工程は、超音波のパワーでたったの3分間で完成できる、そのスピードは伝統的な洗浄方法の何十倍にも及ぶ。
よって、超音波洗浄技術は、高い品質と高生産率を求めている生産現場に於いて、必要不可欠なものとなっている。
その特徴を下記のようにまとめる。
★洗浄後の清潔度が高く、且つ清潔度のばらつきがない。
★洗浄スピードが高く、生産効率の向上につながる。
★洗浄液に接触する必要がないので安全である。
★細穴、隙間などの人間の手が届きにくい処まで洗浄できる。
★溶剤、エネルギ、現場、人件費等の節約が可能。

四、適用業界範囲

電子、電器、器具、メーター、機械、五金、工具、ベアリング、液圧、電気メッキ前処理、医療、宇宙、ガラス、メガネ、時計、宝石、陶器、化学繊維、製ぺン
(油、汚れ、蠟燭、炭、錆、燐などを取るための各種洗浄剤を供給可能)


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